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考える言葉

経営戦略

2026年04月06日

 経営において、"戦略"の重要性がいわれるようになって久しい・・・・・。その背景には、VUCA(ブーカ)時代といわれるように、先行きが不透明で予測困難な時代環境があると言えよう。
 "考える言葉"シリーズにおいても、何度か取り上げた題材でもある。
 "経営戦略"に関する書物を整理していたら、『一倉定の社長学シリーズ1"経営戦略"』(一倉定 著)が目に止まった。その書物の冒頭に次の一節がある。
 『"経営戦略"とは「敵を見ずして敵を制するを戦略という」(孫子)』
 そして、その解説として、
 『孫子の"戦略"の定義を経営に当てはめてみると、それは「高収益型事業構造」のことである。しかも、「自然に高収益が上がるような」事業構造でなければならない。
 事業は、永久に存続しなければならないという至上命令を背負っている。そのためには存続に必要な利益を確保しなければならない』と。
 そのためには、次のような構造を持つものでなければならないという。
 ① どんな市場、又はどんな市場の組合せにするか
 ② どんな商品構成、どんなグレードとするか
 ③ どんな得意先構成とするか
 ④ どんな店舗展開をするか
 ⑤ どんな供給体制とするか
 ⑥ 未来事業の推進体制をどうするか
 ⑦ 人員構成をどうするか
というようなものが主体になるという。
 つまり、「成果=商品×顧客×流通ルート」と、成果を生み出すための仕組みづくりを、現状だけではなく、将来を見据えた上で、戦略的思考をすべきである。
 以前は、経営計画を策定するときには、「分析予測型」といって、過去のデータを分析して未来を予測する方法が取られていたが、今は通用しない。なぜなら、過去の延長線上に未来が描けないからだ。
 「洞察創造型」の経営計画のつくり方を勧めている。未来を予測するのではなく、洞察し、自らの意思で想像していくのである。その時、必要なのが"経営戦略"である。
 "経営戦略"とは、持続的競争優位性を達成するためのポジショニングを構築することである。つまり、孫子のいう「戦わずして勝つ!」体制をしっかりと考え、実行していく覚悟を組織文化としていきたいと考える。
 そのためにも「将軍の日」に、ぜひ参加して、一日、将軍になってもらいたいと思う。
           "考える言葉"シリーズ(26-13

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