
組織の病状
2026年02月21日
『図解で学ぶ ドラッカー入門』(藤屋伸二著)という著書がある。その中で、「健全の定義は、人によって多種多様だが、健全でない状態はすぐにわかる」と述べ、企業の10の病症について触れているので紹介したい。
① 管理階層の肥大化
② 目標の貧困や混乱
③ 権限の過度の集中
④ 無能な者の放置
⑤ 部門間問題の頻発
⑥ 多すぎる会議
⑦ 他人への気の遣いすぎ
⑧ 職責を持たない人への依存
⑨ 度重なる組織変更
⑩ 経営層や管理層の年齢の偏り
以上、書き出しながら、気になる点がいくつかあったが、これらについてグループ討議してみると、もっと気づきが得られるだろう。
これらは、「経済性と明快さ」「ビジョンの方向性」「意思決定の迅速さ」「安定性と適応性」「永続性と新陳代謝」などを阻害する病状なのだという。
私たちは日常的に、さまざまな課題を抱えながら仕事をしている。その都度、きちんと向き合い、対処すれば、大事に至らずに済ませることもできるだろう。だが、多忙が窮まると、気になりながら先送りしてしまうこともある。
では、どうすれば、歯止めがかかるのだろうか?やはり、ドラッカーが提唱する「目標管理」を徹底することだと考える。
目標設定が明確であれば、その時々において、目標と実績の差異がハッキリとするので、フィードバック機能が働き、自己管理(Self‐Management)が徹底されるので、"組織の病状"が悪化する前に自覚症状ができて、早め早めの対処ができるのではないだろうか。
人間の病状もそうだが、"組織の病状"にも、必ず原因があること。その原因を作らないように心がけるが、前回でも述べた目標管理の徹底である。
最も大切なことは、病気ならない体質づくりを行うこと。仮に、病状が生じたとしても早めに自覚出来、対処できる仕組みを構築しておくようにしたいと思う。
"考える言葉"シリーズ(26-07)











