主体性
2013年07月16日
"主体性"というテーマは、"考える言葉"シリーズの常連さん・・・。
IGグループの経営理念の中にも、『我々相互の"主体的"価値を尊重し、互いに切磋琢磨する』というカタチで登場している。IGグループのメンバーにとって、"主体性"という言葉は、まさにキー・ワードである。
先週のIG幹部会においても、"主体性"について考える機会があったので、再考しておきたい。
"主体性"について考えるとき、どんな言葉が思い浮かぶだろうか・・・?
自らの意志や判断、自己責任、自発的能動性、行動、実践的、影響力、チャレンジ性、当事者意識、目的思考、関係性思考・・・・・。
コヴィー博士は「7つの習慣」の中で、"主体性"を持つということに対して、次のように定義している。
「自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任をとる」、個人として然りである。
"主体性"の確立は、IGグループにおける人材ヴィジョンの根幹をなす課題である。人材育成の永遠のテーマといっても過言ではない。そこで、私なりの"主体性"に対する考えをまとめておきたい。
私たちは、仕事との関わりにおいて、場を共有している組織の一員である。その視点からいうと、"主体性"とは、関係性の捉え方ではないだろうか・・・。
つまり、"主体性"のある人というのは「全体(場)と部分(個)との関係性を分かっており、その良好な関係性の構築を自らの責任と自覚し、仕事の成果に結びつける人」だと、定義したい。
要約すると、次のような思考と行動の特性がある。
1.常に、場を中心に考え、行動する。
2.常に、「何のために(目的)」を問う。
3.すべてを自己責任で捉える。
4.常に、成果に焦点を合わせて、思考し、行動する
5.リスクを恐れず、挑戦する。
"主体性"とは、行動が伴ってはじめて効果が生まれる。つねに、自らの課題と責任を明確にし、日々の行動に反映させる必要がある。
さて、どうだろう?
今、自らの"主体性"を発揮しているものがあるとすれば、それは何だろうか?また、どんなときに自らの"主体性"を発揮していると感じていますか?