このページの先頭

トップページ > 考える言葉 > バックナンバー > IG合宿

考える言葉

IG合宿

2013年12月02日

 この時期、恒例の"IG合宿"(2泊3日)を行う。

 今年の宿泊施設は、国立諫早青少年自然の家。多良山系の五家原岳(1057.3m)中腹に位置し、有明海、橘湾、大村湾、そして諫早干拓や雲仙岳も望める素晴らしい場所だ。但し、この時期は、少し寒く、オフシーズンなので、貸しきり状態...。

 さて、"合宿"の目的は次年度の目標設定である。

 組織全体と部門、そして個人へと具体的な目標の落とし込みをしていく。大切なことは、組織も個人も次年度をどう戦おうとしているのか、経営の意思を明確にするところにある。「できる、できない」の問題ではなく、まずは「やるのか、やらないのか」の問題である。まさに、「意思あらずして、道なし」である。

 今回は、検証と反省に時間がかかり過ぎたが、それなりの効果はあったような気がする。一人ひとりに、一年間を振り返ってもらう。

 「①もっとも優れた仕事は何か一生懸命やった仕事は何か一生懸命やらなかった仕事は何かお粗末な仕事や失敗した仕事は何か。そして、⑤集中すべきことは何か改善すべきことは何か勉強すべきことは何か...。

 この質問に沿って、まとめたものを発表させると、その人間がどんな問題意識をもって一年間仕事をしてきたか、一目瞭然となる。

 それから、次年度の個人目標を次の様式でまとめる。

 ① 今年一年、大事にしたい言葉(キーワード)。

 ② 目指すべきゴール:『部門の成果である「・・・」に貢献するために「・・・」の役割を担う。

   そのために、次のことをゴールとして戦うことを誓います。1.・・・、2.・・・、3.・・・』。

 ③ そして、四半期ごとになすべきことを、それぞれに箇条書きさせる。

 ④ 一年後のあるべき姿:『「・・・」を担える自分になっている!』。

 基本は、一人ひとりが自分の頭で考え抜くこと。自分の考えたことを発表し、みんなの意見(衆知)をもらい、さらに再考する。

 終えて、"IG合宿"の課題も残った。人が増えて、一人ひとりの発表に対して、踏み込んだ検証や具体的なアドバイスができない。作業に時間がかかりすぎて、目標間の統合や協働のために必要なコミュニケーションの時間が不足するなど・・・。

 対策としては、部署・委員会などの小単位で目標設定のプレ"合宿"の実施、日頃の検証の積上げ方など創意工夫が必要だ。そして、"合宿"は徹底した意見や情報を交換し合う、コミュニケーションの場としたいと考える。

このページの先頭へ戻る