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考える言葉

発表会

2014年01月14日

 "やすらぎ伊王島"というリゾート施設に泊り込んで、IGグループの「平成26年度・行動計画発表会」を行なった。

 伊王島は、長崎湾に浮かぶ小さな島である。かつては炭鉱の島として栄えたが、近年では、長崎市近郊のリゾート地として開発が進んでおり、また島全体が釣りの適地としても有名である。長崎港(大波止)から船で19分の距離だ。最近では、伊王島・軍艦島クルーズとして観光スポットになっている。

 さて、"発表会"には宮崎と明石からの参加もあり、一日がかりである。グループ全体の売上目標(ベース、増収、スポット)委員会の活動方針の発表から始まり、部門そして個人の目標へと移る。

 各人の発表の内容は、次のとおりである。

 ① 目指すべきゴール(定量目標)

 ② 四半期ごとになすべきこと(達成すべき目標と手段)

 ③ 一年後のあるべき姿(定性目標、変化した自己のイメージ)

 それから、「言葉は人を動かす力がある」という意味から、今年一年最も大事にしたい言葉も一つ選んでもらった。

 各人の発表を聴いていて、いくつか気付いたことがある。

 第一に、因果関係が明確な目標設定になっているか。つまり、原因があっての結果である。望む結果は何か?そして、そのような結果を得るために、どのような原因をつくる必要があるか? 概して、原因のイメージが弱い。逆である。

 第二に、目標を現実にすり寄せていないだろうか。目標が現実的であるかどうかは、問題ではない。それを達成するための手段が現実的であるかどうかを問題にすべきなのである。

 第三に、自己革新につながるような目標になっているだろうか。そのためには、時間配分がどう変わるのか、活動領域がどう変わるのか、そしてつき合う人がどう変わるのか、そのイメージができているだろうか。

 第四に、自分の意思で選択した目標だろうか。そうでないと、言い訳を考えるようになるだろう。人生は、とことん自己責任・・・。

 目標設定にあたり、これらの視点は極めて重要なことであるが、意外と見落とされがちである。同一条件のもとで仕事をしていながら、生産性に相当な格差が生じることがあるが、それは目標設定の良否にあるといっても過言ではない。

 個々人の成長の格差も然り。もう一度、上記の視点で見直しをしてみよう!

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