戦略策定会議
2014年06月30日
Ja-BIG始動! 全国の中小企業に未来会計を普及・定着させることを目的として活動をし始めたJa‐BIGであるが、創業早々から、いろいろなところからの引き合いがあり、期待が膨らんでいる。
その担い手となってもらう50会計事務所(共同出資者)を対象に"戦略策定会議"を6日間(東京・大阪)に亘って開催したが、延100名に及ぶ会計人の参加を得て上々の滑り出しであった。
さて、"戦略策定会議"のテーマは、「参加事務所が、5年以内に、未来会計の領域で年商1億円の事業化に成功する」ための戦略を策定することにある。
策定の仕方は、山田修方式に習う。氏の指導の下、事前に「本当に使える戦略の立て方~5つのステップ」(山田修 著)と「戦略カード」を配付し、次の5つのステップについて頭づくりをしてもらった上で参加してもらった。
(1)目標の設定 (2)課題の発見 (3)解決策の策定 (4)派生問題と対処 (5)発表。
そして当日は、グループ分けを行い、各人が用意した「戦略カード」に基づいて順番に発表をし、グループ討議を行った。「他の人たちが、どんな目標を掲げ、課題と解決策を練ったのか・・・。共通点もあれば、全く違う視点があるのにも気づかされ、大変有意義だった」という意見が多かった。(Ja‐BIG、まさに輝く衆知が集まる瞬間だ)
戦略の定義を改めて問われると、その説明にしばし戸惑う・・・。しかし、氏の説明は明瞭である。
『戦略が必要とされるのは、抱えている問題があるからである。経営戦略とは、その現状を打開するために「何をやればうまくいくのか?」を徹底して考え抜くことであり、そして戦略の策定とは「やり方を変える」ことである』と。全くの同感だ!
以上、戦略への思考が深まっただけでも、"戦略策定会議"は参加した人たちにとって、大変有効だったようだ。
未来会計の事業化に対する戦略の構図が出来上がったら、次は『戦略参謀』(若山経営の開発ツール)を使って、戦略マップを策定し、さらに実践的な戦略の落とし込みを行っていく予定だ。そして、『MAP』を使って「中期5カ年計画」の策定と「単年度のアクションプラン」へと、目標設定がなされていく。
恐らく、これらの段階を終えたところで、参加者の多くは「これだったら、やれそうだ!」と実感するに違いない。
「やろう!」と覚悟が決まれば、やり続ける価値が生まれる。