難しい
2014年10月06日
先週末(10月3~4日)、Ja‐BIG設立以降、準備を進めてきた『MAS専担者養成講座』がいよいよ開講した。やっと、スタートラインに立てたような気分である。
NN構想の会主催の『NBM』など、この手のイベントには慣れっこになっていそうだが、やはり幕が開くまでは落ち着かない・・・。久し振りに、わくわく、どきどきの気分を味わうことができて、率直に嬉しい。
ここまで漕ぎつけるのに、少人数の準備事務局で大変だったと思う。Ja‐BIGに出資してくれている50会計事務所から最低2名、その他の関係者を入れると120名を超える参加者で、しかも一泊二日のスケジュールだ。さらにいうと、『NBM』の第14期の開講が重なっての開催だから、ちょっと無謀すぎた感がある。しかし、日頃の人間関係のおかげだろう、みなさん協力的で、何とかやれた。(ほんとうに、有難う!)
さて、『養成講座』の第一講は、「基本講座(第一)~心構え」がテーマだ。
もちろん、ここでいう「心構え」とは、養成講座の目的を成し遂げる覚悟のことである。「参加事務所のすべてが未来会計という事業領域で、5年以内に年商1億円以上の売上を達成する」という共通の目標がある。参加者の一人ひとりが、その牽引力としての役割を担う立場にある。その自覚を問われる。
「人生の成功は、心構え次第」といわれるように、事を成し遂げようとするとき、先ずは心構えを大事にしたい。どんなに能力が高くても、心構えがお粗末で、堕落した人の例は、掃いて捨てるほどある。
人生の成功者とは、大きな壁を乗り越えてきた人たちである。立ちはだかる大きな壁に直面したとき、人間は二通りの反応をする。
人間は心構えがなければ、自分の能力に依存する。ゆえに、能力的な人間は「"難しい"か、難しくないか?」を判断基準とする。そして、自分の能力に照らし合わせて、易しいと思えたらやるだろうし、難しいと思えばやらないだろう。
心構えができている人は違う。「必要か、必要でないか?」を判断基準とする。どんなに難しくても、心構えに照らして必要とあれば、やるしかないと腹を括って、乗り越え方を考え抜くのである。
「"難しい"ですね・・・」の一言で、リスク回避をする人が多い。心構えとは、どんなリスクであろうと、事をなす為に必要であれば背負うという覚悟である。そうでなければ、成し遂げられるはずがない。心構えが、問題解決に必要な環境や出逢いを引き寄せているのも事実である。
「できるのであれば、やろう」なんて、覚悟ではない。"難しい"に逃げないことだ。