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考える言葉

定石

2015年08月24日

 "定石"とは、囲碁で昔から研究されてきた最善とされる、決まった石の打ち方をいう。
経営にも、"定石"がある。例えば、新規事業を立ちあげ、成功に導くための最上とされる方法・手順がある。つまり、成功するための基本的な考え方である。
 今、多くの企業が自らの成長戦略を描けないで四苦八苦している。その原因は、ハッキリしている。ご多分に漏れず、どの業界においても長期的かつ構造的な変化に見舞われているのである。
 この苦境から脱却するためには、「未来は過去の延長線上に描くことはできないという現実」を受けとめ、「自らの大変革を断行する!」という決意・覚悟が求められよう。つまり、過去の成功体験を捨てる勇気である。
 その上で、自社の成長戦略をいかに策定するか・・・。経営とは、「環境との戦い」である。戦う以上は、勝つことが大前提である。どうすれば、勝てるのか?ここにも、"定石"となる考え方がある。
 「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」 これは、孫子の有名な兵法である。業界で起きている環境変化、その本質は何であるか?そこで、自らの存在価値を高めるために何をなすべきか?
 1.自社の強み・弱みを徹底して分析する
 2.強みを生かし、独自性を発揮するために何をすべきか
 3.時流を見極め、ドメインの再構築を行う
 4.「市場×流通チャネル×商品・サービス」を自社の強みから徹底して見直す
 5.明確な目標設定をする(目的~信念~行動)
 6.戦略実行のための組織体制を整える(組織は戦略に従う)
 この思考パターンは、成長戦略を策定するときの考え方の基本といえる。つまり、
経営における"定石"の一つである。
 最近、「戦略は内容ではなく、実行力の差である」といわれる。全くその通りで、この"定石"も実行に価値を置くべきであると考えている。
 Ja‐BIGの提供している未来会計サービスは、まさにそこに重点を置いて構築され、改善改革を重ねてきたサービスの体系である。経営者の意思決定の全行程(仮説~実践~検証)にしっかりと寄り添い、実行するための勇気とヴィジョンを持ち続けてもらう、未来を創造するための最高のサービス、すなわち"定石"だと確信している。
 変化の時代の"定石"は、過去の成功体験を捨てることから始まる・・・。 

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