歴史は動く
2016年08月08日
先週末(5~6日)、NN構想の会主催『第15期・新ビジネスモデル研究会(NBM)』の最終講を終えたばかりである。期を重ねるごとに、若い会計人や女性会計人の参加者も増えて、場の活力がパワーアップしているように感じる。
NBMとは、「我々会計人は社会的インフラである!」という自覚のもと、その役割を担うために何をなすべきか・・・。激変する時代のニーズに適応し、自己変革するために何をなすべきかを研究し、実践可能な新しいビジネスモデルの習得を目的とした学習組織である。
税理士業界は、戦後のシャウプ勧告に基づいた自主申告納税制度の社会的インフラの担い手として役割を全うし、60年以上もの間発展してきた・・・。その制度会計というパラダイムから脱却し、マーケットインの発想で会計人の仕事を捉えなおしたらどうなるのであろうか・・・。
日本の企業の99.7%は中小企業である。その7割が新たな成長戦略を描くことができずに、赤字で苦しんでいるという。もし、我々会計人が企業の成長戦略を描くお手伝いができて、赤字を黒字に転換する役割を担うことができたら、こんな素晴らしい仕事はないのではないだろうか?
IG会計グループでは、20年以上も前から、私たち会計人の強みである会計という専門知識を、単に税務署へ申告するためのものではなく、経営者の意思決定をサポートするための会計として捉えて、実践を積み上げてきた歴史がある。
そのサービスの領域を未来会計と称し、その領域を深耕するためのビジネスモデルをMAS監査と呼んでいる。
2年前、 その推進・普及のために設立したコンサルティングファームがJa‐BIGである。(全国の有志・50会計事務所が共同出資をし、未来会計を事業化することによって、中小企業の存続と発展をサポートすることを目的としているネットワーク型の組織である)。
"歴史は動く!"、目的を持った日々の活動が歴史をつくる・・・。そのために必要なのが「学後の実践」である。
NBMで習得した知識を、現場で実践する。それによって業界の景色が変わる。
「会計事務所は過去を語る所ではなく、未来を語る所である。すなわち、会計人は"未来人"である」、そう受け止められたとき、"歴史は動く"のであろう。
未来会計を提案することによって、「御社の未来を担いたい!」「赤字は必ず解消できる!」とコミットしたい。ぜひ、ご相談を!