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考える言葉

時間

2017年04月03日

 「光陰矢の如し」という格言は、小さい頃からの教訓である。何度となく耳にし、その都度頷いては納得し、心を引き締めていたような気がする。
 だが、その経験を活かし、その後の日々において、充実した"時間"の使い方を常にやり続けてきたかというと、自信がない。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」って、ことだろう。"時間"の浪費癖ってやつは、いったん身についてしまうと始末に負えない、厄介なものである・・・。
 しかし、この格言の価値を真に理解し、人生の早い時期に、自分自身の信念とすることができたら、充実した人生が約束されるに相違ない。
 「人生とは、"時間"との戦いである」という言葉がある。"時間"は、その人の向き合い方によって、友にも敵にもなる。"時間"を良き協力者として頼るにはどうしたらいいのか?
 小生の場合、"時間"との向き合い方について改めて体系的に学ばせてもらったのは、P・F・ドラッカーの「自己管理による目標管理」からである。この考え方は、「IG式目標管理システム」として構築し、自らの習い性となるよう、日々やり続けることを義務付けている。
 成果をあげる人たちは、「"時間"が最大の制約であり、最も希少な資源であること」を知っている。その"時間"を良き友とするためには何をなすべきか、先ずは「汝の時間を知れ!」という。
 "時間"がどのように使われているのか?時間をマネジメントすることの基本は、「"時間"を記録し、整理し、まとめる」という三段階のプロセスであり、極めてシンプルな考え方である。
 ① "時間"を記録し、"時間"の使い方を診断する。(記録と分類)
 ② 仕事を整理する。(廃棄、任せる)
 ③ 空いた"時間"をまとめる(時間のマトリックス、優先順位)
 以上のように、"時間"をマネジメントすることは、仕事の成果にとって極めて重要である。さらに加えて重要なことは、「人の"時間"を無駄にしていないか?」を、つねに心がけておく必要がある。
 IGグループも次世代へ繋ぐ時期にきている。改めて、"時間"との戦いが気になるところである。
 まさに、「光陰矢の如し」である。月日がたつのはあっという間である。だからこそ、時間を大事にしたいと思う。

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