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考える言葉

目的意識

2017年08月07日

 先週末(4~5日)は、『NBM(第16期⑥最終講)』と『Ja‐BIG定例会(第3回)』が

同時開催された(クロスウェーブ・船橋)。

 「光陰矢の如し」という諺の通り、歳月の流れは、いつもはやいものだ・・・。

 2000年に、「会計人は"社会的インフラ"である!その自覚のもと、会計人の手で"日本の礎"を築こう!」という"目的意識"をもってスタートしたのが『NN構想の会』だ。

 さらに2003年には、単に税務申告を目的とした会計ではなく、「経営者の意思決定に役に立つための会計の体系をつくろう」という趣旨で、NN主催のもとで『新ビジネスモデル研究会(NBM)』をスタートさせた。

 そして2014年には、満を期して、『㈱日本BIGネットワーク(通称:Ja‐BIG)』を全国の会計人有志で設立し、参加事務所のすべてが未来会計の領域で年商一億円の事業化を達成することを目標に掲げ、会計業界の抜本革新を目指し、切磋琢磨しているところである。

 これら一連の活動の根幹にある"目的意識"とは何か?一言でいうと、"業界革新"である。

 バブル崩壊以降、日本の中小企業の約7割近くが赤字だという。先ずは、赤字を黒字化し、ムダをなくすことによって内部留保を高め、環境の変化に適応できる企業体質を創るためにはどうしたらいいか・・・。事業承継の問題、または新たな成長戦略を描くお手伝いをするにはどうしたらいいのか。

 環境の変化に伴い、生じる新たな課題(ニーズ)に応えるためには、自らを変革するしかない。また、変革できなければ、会計人の"社会的インフラ"としての使命・役割としての存在価値がなくなるという、健全な危機意識である。

 「経営者の意思決定をサポートすること」を目的とした会計のことを未来会計と称し、そのドメインの確立を目指してきた。1993年から共同研究をはじめ、IG会計グループでは1995年に「S‐Plan」という中期ヴィジョンを掲げ、戦略的に思考し、行動できる会計事務所に生まれ変わることを決めた。その中心的な課題が「未来会計に軸足を移す!」であった。

 1993年から数えると、25年の月日が流れたことになる。「顧客と共に、未来を語れる会計人になる!」という"目的意識"を持ち、かなり戦略的にも絞り込んだ活動をしてきたつもりでも、あっという間の歳月の流れである。

 "目的意識"を持って日々を送ったとしても、「光陰矢の如し」である。ましてや、"目的意識"を持たないとなれば、「何をか言わんや」である。

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