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考える言葉

努力

2017年12月11日

「石の上にも三年」 小さい頃からよく耳にした格言である。

 忍耐強くやり続けること、"努力"の重要性を説いている言葉だ。最近、歳のせいだろうか・・・、その三年を一年で習得できる"努力"の仕方ってないだろうかと、真剣に考えることが多い。

 また、徳川家康の遺訓として知られている、次のような名言がある。「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。・・・・」

 人間にとって、忍耐と"努力"は不可欠なもの・・・。家康がいうように、生まれて死ぬまで、人生は様々な"努力"の連続にほかならず、どんな状況においても"努力"から逃げたらおしまいだと思う。

 小さい頃から、"努力"は嫌いな方ではなかったような気がするが、真の意味で"努力"の価値を認識できたのは何時の頃からだろうか・・・?やはり、自分で事業を起こし、経営をし、トップリーダーとしての自覚が生まれて、すべての責任を自ら負う覚悟ができたときからだろうか。

 困難な状況や焦りが生じるような場面に遭遇したとき、「我慢強く、""努力"さえ怠らなければ何とかなる!」と自分に言い聞かせ、やり続けていると、解決の糸口が見えてきて、視界が広がる瞬間がある・・・。

 そんな経験を積むうちに、「"努力"は必ず報われる!」といった信念のようなものが培われてきたような気がする。そう、"努力"は必ず報われるものなのである。報われないすれば、それは真の"努力"ではない。

 これも経験からであるが、"努力"に見合う成果を得られないとすれば、次の点をチェックしてみよう。

 ① "努力"の「方向性」を間違っていないか?

 ② "努力"する「場所」を間違っていないか?

 ③ "努力"の「量」が不足していないか?

 やはり、きちんと頭を使って"努力"はやるべきであろう。

 未来会計セミナーの講演をし、質疑応答の時間を設けると、必ず聞かれることに「成功の秘訣は何か?」というのがある。

 「正しい目標設定をしたら、あとは成果が出るまでやり続けること、"努力"し続けることである」と、いつも応える。

 "努力"は、成長のエネルギー源である。"努力"が必要とされるときは、自己実現の機会である。つまり、自らの使命に出逢い、それを全うする機会であると考える。

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