伝える力
2018年02月17日
毎年恒例のIG会計グループ主催・『新春セミナー』が、今年も開催された(2月9日、ニュー長崎ホテル)。
今年の基調講演は、まさに時の人・髙田明氏。ジャパネットたかたの創業者であり、数年前に見事な世代交代を果たしたかと思うと、昨年の春には「Vファーレン長崎」の社長に就任し、秋には長くJ2だったサッカーチームはJ1に昇格!驚くべき強運というか、運の引き寄せ方だ・・・。
もちろん、セミナーの案内を出すと直ぐに満席!お断りをせざるを得ないという嬉しい悲鳴であったが、当日も会場は熱気ムンムン、懇親会でもひっきりなしの名刺交換で、ご本人も大変だったと思う。(感謝!)
第一部は、今年度のIG会計グループの基本方針である『時流を見極め、貢献戦略を鮮明にしよう』というテーマで、小生が戦略の描き方について持論(「逆算の本」を参照してほしい)を述べさせて頂いた。
そして、いよいよ第二部『夢持ち続けて日々精進』、髙田明氏の登壇・・・。
トーンの低い声で少し笑わせたあと、シナリオなしの一時間、氏の"伝える力"を十分に堪能させてもらった。
生き生きした人生を送るためのキーワードをいろんな表現で話して頂いたが、氏の信念として伝えたかったのは、題目の通り、「夢(志、目的)を持って、その実現のために、今という一瞬一瞬を全力で生きること」の大切さだったと思う。
同感である。一生懸命にやっていたら、必ずといってよいほど乗り越えるべき壁にぶつかる。その壁こそが、真の自己成長に必要な、解決すべき問題なのだ。そのとき大切なのがポジティブ思考・・・。自らの心構えが問われる瞬間でもある。
氏は、今を生きるという決意はシンプルなことだという。うまくいかないとすれば、それは「つもり」の自己満足(我見)に陥っているのだと。本物の決意(離見の見)は、自分に対する安易な妥協を許さない。だからこそ、自己成長し続けられるのである。
氏が"伝える力"として心得ていること。それは、「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く・・・」話すことだ、という。(小生は、難しいことをさらに難しく話している感がある・・・。笑い)
今回のセミナーでいろいろな気づきを頂いたような気がする。
新たな成長戦略を描けないで困っているという相談をよく受けるが、もう一度原点に立ち返って考えてみよう。「売れない」=「伝わっていない」・・・。売れないときは、「伝えたつもり」になっていないだろうか?もっと、精進を続けたいと思う。
(H30.2.12)