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考える言葉

マインドセット

2018年06月18日

 先週末(6月15~16日)、『新ビジネスモデル研究会』(NBM第17期⑤)を終えたところである。今回のテーマは「組織論」で、「人材」について考える機会でもあった。

 NBMは、『NN構想の会』主催のもと、2003年からスタートして今年で第17期を数え、参加者数も延1000名を超えている。当研究会の趣旨は、「会計人は社会的インフラである!」という理念のもと、参加者同士が互いに切磋琢磨し、時代のニーズに応えられるように、職業会計人として自己革新し続けることを目的としている。

 どんな研究会(=学習組織)においてもいえることだと思うが、参加を機会に著しく成長する人もいれば、変化がみられず、日常性に埋没してしまう人もいる。同じ機会を得ながら、格差が生じてしまう・・・、悩ましい問題である。

 同じ環境に身を置きながら、なぜ格差が生じるのか?

 その一つの重大な原因として、"マインドセット"(心構え、基本精神)にあるのでないか。「会計人は社会的インフラである!」という強い自覚のもと、生産性の高い、稼ぐ人間に生まれ変わり、組織貢献あるいは社会へ大きなインパクトを与える存在になりたいという、ベースとなる"マインドセット"を身につけているかどうかだと考える。

 「成功の秘訣は何か?」と問われると、必ず「成果が出るまでやり続けること!そのしぶとさだ・・・」と答えるようにしているが、やり続ける覚悟、そのための"マインドセット"が必要だ。ビジネスで(人生においてもそうであるが・・・)成功するためのベースとなる"マインドセット"は、どうすれば身につくのだろうか・・・?

 ① すべては目的からスタートする(目的思考)

  恐ろしいのは手段の目的化に陥ることである。常に、「何のために」を問う。

 ② 全体の流れ(一連のプロセス)を俯瞰する(全体思考)

  部分にとらわれず、全体最適をつねに意識する。

 ③ 仕事の段取りを描く(逆算思考)

  重要度×緊急度のマトリックスを活用する。

 ④ 協働行為で組織を活かす(関係性思考)

  お互いの強みを生かし合い、自らの強みに集中する。

 ⑤ 「仮説~実践~検証のサイクル」で勝利の方程式を確立する(仮説思考)

  真のプロは仮説から始める。そして、仮説が真説に変わる。

 「価値ある目的を描き、その達成を心から信じ(信念)、行動し続ける」その"マインドセット"をつくるのは自分自身である。さて、あなたはどんな"マインドセット"で、毎日を生きていますか?

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