夢
2021年04月05日
ある書物の中に、「"夢"は成功の燃料である」という一節があった。
"夢"がなければ、意義ある成功は手に入らない。エンジンの性能がいくらよくても、燃料がなければ車が走らないのと同じだという。・・・全く、同感だ。
小さい頃から、「"夢"や希望を持って生きなさい!」と学校の先生をはじめ誰彼となく言ってくれていたし、"夢"を描くことの大切さを教えられながら育ってきた。
私自身、今もそうだが過去においても、"夢"を想い描くことによって、多くの欲求・願望を満すことができたし、成長してこれたと確信している。
ここでいう"夢"とは、現実からはなれた空想や楽しい考えであり、将来実現させたいと思っている事柄である。
そして、私たちが描く"夢"にも二種類の"夢"があると考える。
①一つは、私的な"夢"の描き方。
②もう一つは、公的な"夢"の描き方。
歳を重ねるにつれて、どちらかというと、①よりも②のほうのウェートが高くなってきているようだ。それと、「公的な"夢"(社会)を実現することが、私的な夢(個人)の実現につながるのだ」という一体感を感じることができるよう心境になってきているような気がする。
そのような"夢"を描くための心得とは何か?
①自分が叶えたいと願う"夢"は道理にかなっているだろうか
②その"夢"が実現できたら世のため人のためになるだろうか
③そして、その"夢"の実現は自分のためになるのだろうか
以上、①~③の条件がすべて満たされることが最善だと考える。そのためには、分離思考ではなく、統合の価値観を学ばねばならないと思う。(『経営人間学講座』)
IG会計グループでは、創業の当初から「経営計画」を作成するお手伝いをずっと行ってきているが、小生は「経営計画」を作成する目的は、経営者の"夢"(理念、哲学、想い、志など)を具現化すること、つまり「形」にすることだと思っている。
未来会計(MAS監査サービス)を通して、「あるべき姿(夢)」を描き、「現状」との差を明確にし、「その差」を埋めるために何をなすべきか(戦略と戦術)を考えて、実行していく。
「仮説~実践~検証」の仕組み(経営サイクル)をしっかりとつくり、健全経営をサポートして、世の中から「倒産の二文字」をなくしたい。
今、小生が職業会計人として、思い描いている"夢"である。