このページの先頭

トップページ > 考える言葉 > バックナンバー > デバイス

考える言葉

デバイス

2021年11月02日

"デバイス"とは、日頃使っているパソコン・タブレット・スマートフォンや、それらと接続して使う装置の総称である。

 『ナポレオン・ヒル自己実現』(ナポレオン・ヒル著)を読んでいたら、「成功への旅立ちに必要な六つの"デバイス"」というくだりがあったので、改めて調べてみた。

 デバイス(device)とは、本来は道具・仕掛け・考案・くふう・方策・図案・意匠などを意味する英単語であることが分かった。

 ここでは、"デバイス"を「心構え」として捉えよう。ナポレオン・ヒルは成功への旅立ちに必要な"デバイス"(=心構え)として、次の6つを掲げている。

 ① 燃えるような願望を持つこと。

 ② 心がつねに目標に向かっているようにすること。

 ③ 前向きな人たちと親しく付き合うこと。

 ④ 自分の心にいつも前向きの指示を与えること。

 ⑤ 自分の心を支配できるという特権を自分のものとして活用し、徹底的に認識すること。

 ⑥ 睡眠中も潜在意識に指示を与えるため、器具を利用すること。

 以上で理解できると思うが、成功のための"デバイス"には、まず動機と目的を明確にする必要があるということだ。

つまり、何をしたいのかという望み(目的)が明らかでなければ、どうしようもない。そして、動機が強いものであるほど、心のコントロールが容易になるということであろう。

「ナポレオン・ヒルの成功哲学」との出逢いは、もう30年ほど前になるだろうか。その当時、お付き合いしていた経営者の一人に大変熱心な方がいて、その人の勧めで

「カセットテープ一式」を購入して、早朝勉強会をしたことを思い出す。

 一年ほど続いただろうか・・・。仲間も増えていったが、いつしか自然消滅の状態になってしまった。その頃、他にも『経営人間学講座』(竹内日祥上人主催)など価値観学習が盛んなときでもあったようだ。

 今思うと、その当時の価値観学習との出逢いが、人生における小生の"デバイス"(=心構え)を培ってくれたのだと思う。

 このところ、コロナで出張などの移動時間が減ったせいか、かなり読書の時間も増えて、じっくりと考える一日が多くなった。読書感想も含めて、"考える言葉"シリーズを充実した内容にしたいと思う。

 

                   "考える言葉"シリーズ(21‐43)

このページの先頭へ戻る