マネジメント
2022年01月31日
自宅の書棚を整理していると、ピーター・F・ドラッカー関連の書物が70冊以上出てきた。一冊一冊をめくってみると、どれもちゃんと完読のあとが伺える。
ドラッカーとの出逢いは、もう50年以上も前の大学院の頃・・・。経営学のセミナーでドラッカーの『断絶の時代(THE AGE OF DISCONTINUITY)』を原書で学んだときからである。
ドラッカー(1909~2005年)といえば、「マネジメントを発明した人」として知られ、日本でも前著がベストセラーとなり、何度となく来日し、親日派としても知られていたと記憶している。
さて、"マネジメント"に対するドラッカーの考え方、その基本について紹介したい。
ドラッカーは、"マネジメント"を次のように定義している。
「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」である。そして"マネジメント"には、自らの組織を機能させ、社会貢献する上で考えるべき、次の3つの役割がある。
① 組織特有の使命、目的を果たすこと。
② 企業で働く人材を生かすこと。
③ 社会的責任を果たすこと。
そして、それらの役割を果たすために必要な、次に6つの具体的目標を明らかにしている。
① マーケティングの目標
② イノベーションの目標
③ 生産の3要素(ヒト・モノ・カネ)に対する目標
④ 生産性の目標
⑤ 社会的責任に対する目標
⑥ 利益目標
ドラッカーが提唱している『目標管理制度(ManagementByObjectives(MBO)』
でも分かるように、目標は"マネジメント"の使命・役割を実現させるための「公約」であり、成果を正しく評価するための基準となる。目標とは、「事業の基本戦略を設定する基礎」であるといえよう。
ドラッカーの書物を整理しているうちに、次のようなことを思いついた。
『もしドラ』ではないが、『もしドラッカーが、IGグループで取り組んでいる「未来会計」サービスを行ったとしたら、どんなサービスの内容になるだろうか?』と・・・。
この発想は、小生のライフワークの一つになりそうだ・・・・・。そうしたい!
"考える言葉"シリーズ(22‐02)