成功と失敗
2023年06月19日
もう何年か前に購入していた本に『人類の未来』(NHK出版新書513)という本がある。恐らく、出張中に飛行機の中で読もうと買った本だろう。完読しないまま、放置していたようだ。
パラパラとめくっていると、次の言葉が目を引いた。
「"失敗"とは、延期された"成功"のことだ」(レイ・カーツワイル)。
"成功と失敗"の関係性や捉え方の関しては、歴史上でも多くの有名人が名言を残している。"成功と失敗"は、それだけ、人生において誰もが体験し、考えさせられる課題だといえよう。
"成功と失敗"と言えば、すぐに頭に浮かんだ人物がいる。それは、発明王と呼ばれたトーマス・エジソン(1847~1931年)だ。
電球をはじめ1,300もの発明を行ったと言われ、金融王JP・モルガンの援助を受けて、現GEの元となる「エジソン・ゼネラル・エレクトリック」を設立した実業家でもある。
エジソンは生前、数えきれないくらい"失敗"の連続だったそうだが、その"失敗"にめげず、挑戦を繰り返したことで、"成功"を導くことができたという。
そのエジソンの言葉をいくつか紹介しておこう。
「私たちの最大の弱点は、諦めることにある。"成功"するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみることだ」。
「"成功"というものは、その結果で測るものではなく、それに費やした努力の統計で測るべきものである」
「"失敗"すればするほど、"我々"は成功に近づいている」。
「人生における"失敗者"の多くは、諦めた時にどれだけ"成功"に近づいていたかに、気づかなかった人たちである」。
「"成功"する人は思い通りにいかないことが起こるのは当たり前だと分かって挑戦している」。
「失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を700通り見つけただけだ」
「困るということは、次の新しい世界を発見する扉である」
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」
何かにチャレンジしようとしたとき、どれも肝に銘じておきたい言葉ばかりである。
小生も「未来会計の事業化セミナー」で締めくくりとしていう言葉がある。
それは、「事業化に"成功"する秘訣は、成果が出るまで徹底してやり続けることである」ということだ。「途中で諦めるから、"失敗"するのである」と・・・。
"考える言葉"シリーズ(23‐22)