ムードメーカー
2023年09月20日
自分の職場に、あるいは自分の身近なところに"ムードメーカー"的な存在の人はいるだろうか。
小さい頃、草野球にハマっていた時期があるが、チームがピンチに陥ったとき、必ず「ドンマイ!ドンマイ!」と大声を出す"ムードメーカー"がいた。その一声で、不安が消え去り、「よっしゃ!」という気持ちになったものだ。
"ムードメーカー"は、職場にとって非常に大切な存在である。特に、チャレンジ性に満ちた成長期の組織には、大切な存在だと思う・・・。
今ふと思ったのだが、忘却の彼方にあった"ムードメーカー"なる言葉が頭をよぎったのは何故だろう?いつまでも、「コロナ、コロナ」と言ってはいられない状況にきているという危機感からだ。何とか、この倦怠感から脱却したいという思いが、"ムードメーカー"の出現を期待したからだと思う。
"ムードメーカー"とは、「その場の雰囲気を盛り上げる人」のことを言うのだが、ムードメーカーになる"7つの心得"があるという。
① 平等に明るく接する
② ポジティブになる
③ ユーモア
④ 話題が豊富
⑤ 空気を読む
⑥ 声は大きく
⑦ めげない
どうだろう・・・?これらの心得の中には、経験や努力によって身につける専門的な技術や知識などは入っていない。それこそ、心一つの置きようで、誰でもできるのではないだろうか。
しかも、"ムードメーカー"になるには「ネアカ人間」である必要はない。「気がきく人間」でありさえすればいいのだ。つまり、多少意識して、「ムードメーカーになる"7つの心得"」を演じられる人であればいいのだ。
それから、ちょっと気になって「ドンマイ」を調べてみたら、和製英語の「ドンマイ」とは意味が異なり、「Don't mind」は「私は気にしませんよ」という意味らしい。
相手を励ます意味で使っている「ドンマイ」は、英語では、「Shake it off!(気にしないで!)」「Forget about it(そんな事忘れなよ)」「It's ok(大丈夫)」「Never mind(気にしないで)」らしい・・・・・。
"考える言葉"シリーズ(23‐33)