プラス思考
2024年09月02日
「弱み・アンバランス・脅威はチャンスである」という考え方がある。
つまり、「マイナス要因はビジネスチャンスである」という"プラス思考"の発想だ。チャンスを発見する視点として、「マイナスをプラスに変える」という考え方が大いにあり得ることである。そもそも、企業は「顧客の問題解決」を支援する存在であると考えるならば、「マイナスをプラスに変える」という"プラス思考"の発想は、企業の存続・発展には欠かせないことである。
まず、脅威だが、これは社外に存在する。つまり、組織を取り巻く環境であり、その変化として捉えることができる。時に、"プラス思考"あるいはポジティブ思考という言葉が口にされるのは、変化の激しい時代環境のせいもあるだろう。その変化をプラスに変える思考は、どうすれば身につくのだろうか?そのトレーニングの方法として、よく次のような事が言われている。
① 小さい目標達成を繰り返し、勝ち癖をつける
② 普段から笑うように心がける
③ 何事にもまずはチャレンジしてみる(やりたい気持ちを大切に)
④ 完璧主義に固執しない
⑤ 筋力トレーニングなどに励み、自己肯定感を高める
⑥ 前向きになれるよう、ルーチンワークやゲン担ぎを取り入れる
⑦ 「ありがとう!」などポジティブな口癖を習慣化する
⑧ 前向きになれる言葉や名言を読む
小生は、朝起きたとき、「今日も一日、前向きに生きるぞ!」と"プラス思考"が働くように、P・F・ドラッカーの本などを机に数冊置いていて、手に取るようにしている。そして、今日一日大事にしたい言葉を一つ選ぶように心掛けている。
さらに、その選んだ言葉は、スマホのIG経営理念を記載している個所に、大事にしたい価値観として、付け加えるようにしている。そして、折に触れて、目を通すようにして、考える言葉の題材として活用もしている。
"プラス思考"にとって、もっと本質的な事としては、「目的思考」を持って生きるということではないだろうか。「何のために生きるのか」という問題意識こそ、"プラス思考"の根本をなす姿勢であろうと考える。
つまり、"プラス思考"の本質は、目的を明確にしてその実現のために努力をし続ける姿勢を貫くことで培われてくる思考、つまり生き様ではないだろうか。
変革の時こそ、前向きに生きる、"プラス思考"が必要なのではないだろうか。
"考える言葉"シリーズ(24‐31)